インターネッツ #2

柱谷監督の主張
http://www2m.biglobe.ne.jp/~hasira/corumn6.htm


ネットオタ界隈でがやがややってたNHK山形の巨乳アナ古瀬さんと
今はモンテディオ山形の監督やってる柱谷幸一さんの不倫疑惑。
こんなものにわざわざ貼るほどの価値はない。
まったく興味がなかったわけではないが、どこにでもある不倫話だ。
ただこれを読んでてふと思ったのは、こういうことになってみると
 
今現在僕に残されている発言の場はここしかないのです。
 
とかゆーよねーみなさんそういうことをははーん。とかそういうこと。
こんな言葉が真実かどうかなんて考えるのもばかばかしいことであって、
ネット状の釈明なんぞ世界一自分寄りの編集者による脳内記事でしかない。
そもそも「いきどうり」とか「チーマー」とかの言葉を平気で書き込んじゃうあたり、
ここしかないとまで言ってるくせに、どのくらい本気なのかと疑いたくなる。
 
インターネットを言いたいときに言いたいことを言う場だと思ってるやつがどんだけいるんだろう。
いまや名前を書かないことが匿名ということになっているし、
それで自由に表現できるんだと主張するばかがいっぱいいる。
言いたいことを言うのが表現の自由だとか思ってるんならいますぐ街に出てそのへんで叫んでみればいいし、
手当たり次第に電話をかけて好きなことを言えばいい。
マジックを持って部屋中に、足りなかったら道路にも隣のマンションの壁にも
いくらでも思うさま書き殴ればいいのに。
ぼくらはすでにそのくらい自由だ。
この人とか昔そういうことやってたし。
それをしないのはリスクを避けたいからか
他人を信じないつもりでいるからか
表現するものなんかなんにもないからだ。

 
結局は顔を近づけて大声で叫んだって紙に書いて遠くから望遠鏡で覗いてもらったって伝わるものは伝わる。
問題なのは見せ方だろう。
 
 
「へぇー、コレがあなたのイベントですか?展覧会ですか?ホームページですか?あなたの好きな物が集まっていて良いですねぇ、
あなたは嫌いでないですよ、あなたの好きな物も嫌いじゃないですよ、只あなたのやり方が嫌ですよ、僕と関係ないところで勝手にやって下さい。」

 
 
こういうことを確かによく思う。巻き込まれるのを避けて逃げまわったりする。
概してこういうのは善人面してやってくるのでイヤだ。いや、ほんと罪はないんだけれど。
ただ単に今までの自分と関係が無いものに近づくつもりがもう全然ないんだ。
それは新しいことに手を出すうんぬんの話じゃあなくて、
自分の中の連続性に反することはもはやできないと解ってる。
 
僕としては「これがオレなんだ」「これが真実のオレだ」とか気が向いた時に言われてもピンとこないし、
ただぼんやりとみていても「なるほどこの人だなあ」と思えるようなのがいいなあと思うよ。
それが文章にして表されているんなら、内容なんか意味があってもなくってもいいかもだし、
ただそれが連続性の中にあって、
過去と未来の間になんらかの像を結ぶようなものであればなおよろしいということだ。
 
***
 
「ここにいるよ」
 
って、さりげなく教えてくれ。
 
僕にだけ。