オンガク

 
ユーリノルシュテインさんのお言葉ということ
 
>ミケランジェロは壁画を描くときにパン一切れを持って絵を描いた。全てを忘れ、
>気が付くと日が暮れている。ルネサンスの時代はそういう時代だった。自分を忘れ
>て没頭する事が出来る時代。自分を忘れ、そのものに何もかも注ぎ込むのが芸術。
>現代は自分という人間を意識しすぎる時代。他人との関係や、地位によって、常に
>自分を意識しなければいけない。しかし、それは芸術ではない。
 
>この混迷の時代に真の意味で芸術が貢献するには"他者の苦悩や悲哀への共感"が必
>要である。最近の芸術にはそれが欠如している。
 
>現代において、芸術は慰めにはなったが真実を語るものにはならなかった。